2011年10月21日金曜日

21日目

昨日採ってきたホタテガイの稚貝を処理。

今日の犠牲者達
一つずつサイズを測定した後に殻を開き、組織の病変を目視で確認していきます。その後、病理機組織及び遺伝子検査用の試料を採取します。

対象とする疾病は1997年から一切の報告が無く、一時的に流行ただけで消滅してしまったのでは、と考えられています。ですので、本疾病を対象とした今回の研究計画に、受け入れ研究者達は若干の危惧を抱いていました。が、解剖一個体目から病変の見られる個体が!
病理検査を行ってみないと確かなことは分かりませんが、一縷の希望が出てきました。

俄然やる気となって作業を進めるとチラホラ病変のある個体が。テンションが上がりっ放しとなり、結局100個超の個体を処理し、18個の疾病が疑われる個体を見つけることができました。
来週月曜には病理組織標本が出来上がるので、顕微鏡観察が非常に楽しみです。

明日は、これまでに誰も調べたことの無い貝類の検査と試料作成です。
これもまた楽しみです。
明日の犠牲者達

0 件のコメント:

コメントを投稿